2010年07月18日

剣峡降下 人生最大のエクスペディション

徳島県 穴吹川 剣峡セクション
降下日:2010年7月18日

すみません作成中です。アッパー古座川の記事と共にもうしばらくお待ちください。

IMGP5632[1].jpgIMGP5640[1].jpgIMGP5647[1].jpgIMGP5657[1].jpgIMGP5664[1].jpgIMGP5669[1].jpgIMGP5699[1].jpgIMGP5703[1].jpgIMGP5709[1].jpgIMGP5719[1].jpgIMGP5728[1].jpgIMGP5730[1].jpgIMGP5741[1].jpgIMGP5753[1].jpg
posted by SWIMDOG at 00:00| Comment(4) | ダウンリバー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月10日

聖地古座川 源流を下る

和歌山県 古座川 アッパーセクション
降下日時:2010年7月10日

すみません作成中です。もうしばらくお待ちください。

IMGP5476_s.jpgIMGP5482_s.jpgIMGP5510_s.jpgIMGP5524_s.jpgIMGP5558_s.jpgIMGP5547_s.jpgIMGP5581_s.jpgIMGP5589_s.jpg
posted by SWIMDOG at 00:00| Comment(0) | ダウンリバー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月05日

本州最南端へ黄泉がえりの川旅

一週間以上雨が降らず、日帰り北山を考えていたのですが、うちの彼女へ特殊な交渉術を用いての相談の結果、なんと一緒に車中泊をして二日間北山を漕げるという事に!
しかしこれは当初の僕の甘い目論見。
彼女の好きな龍神温泉や海岸線のドライブをプランに強制的に組み込まれたため、結局北山にはたどり着けず・・・

ツアーの始まりは羽曳野の道の駅の美味しいパンでの朝食。
そこから阪和道でどんどん南下して本州最南端へ向かいます。
懸念していた通り、やはり海南付近で渋滞に捕まりました。
帰りもきっちりここで大渋滞で、早期の4車線化工事の完成を切望します。

現在阪和道は紀伊田辺まで延びていて、南紀もかなり近く感じます。
というか、大阪から下道だけで白浜とか考えただけで気が遠くなる・・・
菅さん、もうしばらく千円で利用させて下さい。

高速を降りてからは串本方面へ海岸線をひたすら南下します。
クーラーを切って窓全開で超気持ちいい!
綺麗な海に見とれて事故しないように気をつけて下さいね。

当初は潮岬やトルコ記念館を訪れる予定でしたが、山の景色も見たいという事で串本の手前から古座川方面へ。
古座川はカヌーイストにとってあまりに有名ですが、いろんなマニアックな川を知っている僕にとって初古座川でした。
鮎釣り解禁直後でとてもカヤックできる雰囲気ではなかったため漕げませんでしたが、ようやく念願が叶った感じです。
名勝一枚岩のスケールには圧巻で、その他さまざまな壮大な岩山の景色が美しく印象的でした。

20100605_0001.jpg20100605_0002.jpg
一枚岩は予想以上のスケール!川のすぐ側でキャンプも可能のようです。(有料ですが確か安価だったはず)

その後古座川支流の小川(こがわ)へ向かい、観光地の滝の拝(たきのはい)へ向かいます。

20100605_0003.jpg
古座川は上流にダムもあり、少し濁りもありましたが、この小川はとびっきりの清流。夏だったら短パンで一緒に泳ぐのになぁ。

20100605_0004.jpg20100605_0005.jpg20100605_0006.jpg20100605_0007.jpg
小川の名勝「滝の拝」。地元の子供と一緒に楽しんできました。カヤックをする人もそうでない人も一度は訪れてみて下さい。この渓相に感動する事間違いなしです。どのようにしてこのように水流で岩盤が削られたのか、長い時間を早送りで見てみたいですね。


滝の拝の映像。落差の大きな落ち込みと激しい水流で鮎が上流へ遡上できず立ち往生しています。河口から小川までは堰堤やダムが無く、海から遡上した正真正銘天然の鮎です。トレーニングと競争の末、この内何匹かのタフで泳ぎの上手な鮎は無事に上流へと登って行くことでしょう。頑張れ!

その後、この辺は遠くてあまり来れないので、悔いが残らないように入念な川チェックを行い、再び42号線で海岸を走り、本宮へ。
那智の滝への入り口あたりから本宮まで無料のバイパスができていて、本当に便利になっています。

本宮のSATYで夕食とビールを買い込み、近くの温泉に入って、目的地であるキャンプ地への道中、黄昏時の熊野川とその山々の美しさに感動!
昔国語で「山ぎは」「山の端」と習いましたが、それらに呼び名がつけられたのも古の人々が特別感じるものがあったからでしょう。
表現が下手で上手く書けないのですが、山に沈んだ夕日から漏れる光と影になって暗くなった山肌とのコントラストがとても美しく印象的で目に焼き付いています。
この雄大で神秘的な渓谷美に古の人々は神の存在さえ感じた事でしょう。

今回のキャンプ地でもある川原に到着する頃には日は完全に沈んでいました。
先に車中泊の準備をして、椅子やテーブルのセッティングを行い、満天の星を眺めながら彼女とレオと楽しい夕食。
星が落ちてきそうで正直「怖い」と感じるほどの星空でした。
そんなところで飲むビールは最高に美味いです。
まさに「極上」の時間です。

レオも車内で一緒に寝たのですが、夜中に少し暑がっていたので外に連れて行ってあげました。
空気はもうひんやりとして気持ち良く、しばらく椅子に座って再び星空を眺めました。
そしてまた感じた「極上」のひと時。

「足るを知る」。
20数世紀も昔に老子は人が幸せになれる方法の本質を悟っています。
欲求なんて際限無いものなので、他人と比べたりなんかせず、己がどう感じるかという事が大切。
どんな人でも身近に必ず幸せがあります。
他人を羨んでいる内は、身近な幸せに気付かず、心は満たされる事は無いでしょう。
どんな時も感受性を高め、どんな事に対してもしっかりと自分で価値観を持っていてる人は立派だし素敵だと思います。

レオを家族に迎え、その後すぐカヤックに出会い5年の月日が経ちましたが、なんでも理詰めだった僕自身の考え方が柔軟になり、心も少しは豊かになれたかもしれません。
レオは八咫烏のように僕達を導いてくれているのかな。

さて、翌朝5時半には自然に目が覚めたのですが、目の前はとびっきりの清流が流れています。
レオは散歩がてら朝イチスイミングで楽しんでいました。

20100606_0001.jpg20100606_0002.jpg
川には深さもあるので、真夏なら清流フラットウォーターで朝トレなんて最高だろうなぁ。

朝食は最近買ったばかりのバーナーで得意げにお湯を沸かし、カップヌードルを作りました。
日清のノーマル味のカップヌードルって何度食べても美味しい☆
アウトドアの上級者なら当たり前なのでしょうが、どこでも温かいものを作れるなんてやっぱり貴重なことです。
今度S塔夫妻の真似して近所のスポーツ店にパンを焼ける網を探しに行こっと。

まったりとした朝食の後は、彼女の希望で龍神温泉へ。
最初は龍神へ行った後また引き返して北山行けるだろうと考えてたけど、明らかに道のりが長くて断念・・・

20100606_0003.jpg
日置川とR311の交わる所辺りにに立派な道の駅ができていました。なんとスーパーも入っています。今後このエリアのカヤックトリップでお世話になりそうです。

20100606_0005.jpg20100606_0004.jpg
中辺路から日高川へ向かう鍛冶屋川沿いにある謎の人形小屋。何回見てもコワイ・・・がく〜(落胆した顔)

20100606_0006.jpg20100606_0007.jpg
彼女が龍神温泉にゆっくりと入っている間、僕とレオはその源流部で水遊び。本当に水が綺麗でした。

北山を断念してノーカヤックを覚悟しましたが、それでも少しでも漕ぎたかったので、釣り師のいなかった日高川の椿山ダム下セクションを開拓がてら漕いできました。
(龍神セクションは解禁直後でとても釣り師がいっぱいでした)

<日高川 椿山ダム下セクション>
プットイン:大喜工業のすこし下流(左岸)
テイクアウト:楠木橋(右岸)
コース長:約3.5km
標高差:約10m
水位:椿山ダム放流量 21.8t/秒
水質:ダム下にしてはまあまあ良かった
DR所要時間:1時間
コース中の堰堤:なし

20100606_0008.jpg20100606_0009.jpg20100606_0010.jpg20100606_0011.jpg
標高差が無いためナラヨシのような難易度のまったりセクション。しかしがなら晴天の下、日高川の壮大な景色を楽しむ事ができました。特別面白いわけでもないけど、もうちょい水が多い時にまた来ようかな。

20100606_0012.jpg20100606_0013.jpg
核心部?の滝頭の瀬。昔カヤックを始めた頃、ひわだの滝コースを偵察しに行くついでに道路から見つけて、いつか下ろうと念願だったこの瀬。かなりの落差を期待していたけど、まあそれなりでした・・・

20100606_0014.jpg20100606_0015.jpg
全体的に流れているトロ場で構成され瀬は少ないのですが、遊べるウェーブはいくつかあります。水が多いと瀬はつぶれるだろうし、このセクションは夏場よくある放水量の28t位が良いのではないでしょうか。

今回も非常に楽しいツアーとなりました。
串本も泊まりならそんなに遠くなく、次回はぐるっと三重まで周って、清流の銚子川で舟を浮かべてみようかな。

熊野古道が世界遺産に認定されましたが、この南紀全てがスピリチュアルで神を近く感じます。
無宗教な人も、科学技術至上主義な人もこの熊野で感じるものは必ずあるはず。
かつては天皇までもが熊野に憧れ、位を譲った後に自らの足で京よりはるばる熊野を詣でたと言います。
陸の孤島と言われた南紀ですが、近年だんだんとその距離は近くなってきています。
関東の人にはちょっと遠いかも知れませんが、北山川のカヤックツアーなどに盛り込んで、どんどん訪れてもらいたいですね。
posted by SWIMDOG at 00:00| Comment(4) | ダウンリバー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月03日

雲出川下流DR 前途有望?なホワイトウォーターパークを下る

雲出川(くもずがわ) 下流 ダウンリバー

プットイン:リバーパーク真見の堰堤直下(左岸)
テイクアウト:瀬戸ヶ淵橋(右岸)
コース長:約3.5km
標高差:約20m
水位:竹原観測所 0.33m
水質:あまり良くない
DR所要時間:1.5時間
コース中の堰堤:なし

以前みんなで八手又川のダウンリバーをした時に下見したこの雲出川のホワイトウォーターパーク。(リバーパーク真見というそうです)
ずっと降下のチャンスが無くて(増水した時はやっぱ他の川に行っちゃいます)、ようやく降下が実現したセクションです。

川は開け、親水公園化されていて非常にアクセスが良いにも関わらず、岩盤だらけのホワイトウォーターセクションが公園内にあります。
こんな激流が側にある親水公園ってなかなかありません。
こんな増水の時に子供が水遊びしちゃ危ないですが、夏場の平水時はバーベキューや日帰り観光客で賑わうそうです。

こんな環境の良い所で、もし遊べるスポットがあったら最高だろうなぁと淡い期待を胸に、降下して調べてきた感想ですが、なんか惜しい感じ。
写真にもある通り一面岩盤系の川で、こういう場所では流速がつけば自ずとウェーブやホールが出現します。
ちょっと手を加えれば非常に遊べるよいスポットに変化する感じがしてならないのですが、私はウェーブ職人ではないのでどういじれば良いかも検討がつきません。
(海外には人工コースを作る専門業者やそのキットもあるらしい!)
ダムも上流にあるし、水量コントロールも行いやすいと思います。

フリースタイルの大会には一度も出た事が無く、いずれは出場してみたいと感じるのですが、その開催場所は自然相手のスポーツであるため場所は限定されていて、そのほとんどが遠く感じて躊躇する要因の一つとなっています。
個人的には日本の各地に人工コースやプレイスポットができれば良いなと思いますが、現在の財政やカヤックの知名度から考えても夢物語かもしれません。
しかしダムで水量がコントロールされている川であれば、川をちょっといじりさえすれば、必要な時にプレイスポットを出現させる事は可能です。
普段の川の開拓の下見の際も、海外で見るようなプレイパークを作れる可能性がないかという視点でも注意して見ています。

こういう事を書きながら、同時にいろいろな問題がある事に気付きました。
勝手に大会のためだけに水位を上昇させて、川遊びをしている一般人が事故にあったらどうするのか?
また、漁業やさまざまな河川上で行うさまざまな営みも考慮しないといけません。
自然による大増水であれば、事故が発生してもそれらは基本的に各自の自己責任という事になりますが、人為的に物事を行った場合はその事情は一変してしまいます。
それでもいつか世界に誇れる人工コースや、スイスのトゥーンのような世界大会が行われるような名スポットと会場が日本に誕生する事を夢見てしまいます。

将来のカヤック界発展のためには結局カヤッカー人口を増やすしかないと思います。
裾野が広くなれば、カナダのようにインストラクションもビジネスとして成り立ち、日本のカヤック技術と共に発展するものだと信じています。
日本は山川に恵まれ、ゲレンデ的には決して世界的に不利な状況にあるとは思っていません。

それにはカヤックの周知活動が最も大切で、ただでさえ谷底の人目につかない所で遊んでいるわけですから、川遊びに来ている人々や、ラフトや遊船、いかだ下りのお客さんに(ちょっと無理してでも)手を振ってアピールする事なども長い目で見て大切な事かもしれません。
テレビなどで取り扱ってもらえればものすごい周知効果ですが、オリンピックで好成績を残すなどしないと難しいのかもしれません。

もちろん、川へのアクセス時は現地住民への最大限の配慮を忘れてはいけません。
私自身も現地の住民の方には積極的に挨拶や会話をして、キャンプの食糧なども(高くても)なるべく現地で調達するようにしたりしています。
各地で鮎釣りが解禁になってきましたが、釣り師とも絶対に喧嘩してはいけません。
川はみんなのもの、といくらこちらの権利を主張しても、川釣りは地元の人たちの貴重な収入源になっています。
何事にも言える事ですが、小さな事の積み重ねと普段の姿勢が大きなものに結び付くのだと思います。

カヤックと出会って私の人生は非常に楽しく、有意義なものに大きく変わりました。
今まで気付かなかった自然の恵みの素晴らしさを全身で感じ、価値観や人生観が大きく変わりました。
また、スポーツとしても非常に奥が深くて面白く、こんな最高な遊びは他にないと思っています。
本当に好きで好きでたまらないカヤック。
(神様に?)感謝しても感謝しつくせない偶然のカヤックとの出会い。
興味の無い人に価値観の押し付けをするのは良くありませんが、カヤックと「出会えた」ハッピーな私達は、カヤックの知名度の低さから、日本の人口に対して本当に氷山の一角なのかもしれません。
カヤックの魅力や醍醐味をより多くの人に知ってもらい、体験してもらえる場が増える事を強く望みます。

私をハッピーにしてくれたカヤックに、自分なりにわずかながらでもその恩返しができればと感じて止みません。
こんな事を語りだすと、もうそれこそ朝まで止まらなくなりますので、今回はこのへんで。


20100525_0005.jpg20100525_0006.jpg
スタート地点には立派な駐車場があります。堰堤上部のバックウォーターでウォームアップするのも良いでしょう。あっ、17時で閉門ですので要注意!

20100525_0003.jpg20100525_0004.jpg
20100525_0007.jpg20100525_0008.jpg
堰堤下からいきなりハードな瀬が続きます。この瀬の最後の部分なんか流速もあるし、ちょっといじれば遊べる瀬になりそうなんだけどなぁ。担ぎあげて何度も瀬を下ってトレーニングするのも良いでしょう。岩々しているので、クリークボートでも練習になると思います。


僕の大好きな映像。コロラドのサライダ・プレイパークです。パーフェクトホールと称されるこの上ない理想的なホール。日本の土木技術があれば一日で完成するだろうなぁ・・・ 財源とスポット造りのノウハウがあればだけど。この人のプレイも凄いですが、パワーに頼らないしなやかさとバランスの良い姿勢に感心します。ベーシックがきちんとできているのでしょうね。

20100525_0009.jpg20100525_0012.jpg20100525_0013.jpg20100525_0015.jpg
岩がゴロゴロしている川は多いですが、こんな開けた場所に岩盤だらけの川があるとは。山梨の桂川に似た岩肌です。

20100525_0014.jpg20100525_0016.jpg
まさに岩盤系の川で景観としては非常に貴重なものを感じます。しかし下流である事に加え、上流のダムと大きな堰堤のせいで水が淀み劣化しています・・・ ちなみにこのセクションはトロ場が長い!

20100525_0017.jpg
川床に岩盤部が多く、水量が少なくてもたくさんのウェーブやホールが
できていました。流速がつく瀬では増水すればデカイウェーブが発生する可能性がある?!

20100525_0018.jpg20100525_0019.jpg
コース中盤に大きな瀬があります。といっても2.5級くらいですが。全体的に標高差と勾配がないので、こういう瀬はつぶれるでしょうね。

20100525_0020.jpg
周囲には集落もたくさんあり、下流であるのに景観はとても良い川です。序盤の瀬の下からなら初中級者のダウンリバーにも適しているでしょう。水が綺麗ならこのセクションは個人的にかなりポイント高いのですが・・・ 大水が出続ければもう少し綺麗な水が流れるのかな。また機会があったら行ってみます。

20100525_0021.jpg20100525_0022.jpg
このセクションの終盤にある落差2mの幅広の滝。川相や開けた雰囲気から意外性のある瀬です。それなりに捕捉力がありそうで、今回プレイボートだったので巻きました。レスキュー体制があれば、担ぎ上げで何度もブーフトレーニングするのに適しているかも。

20100525_0023.jpg20100525_0024.jpg
滝の下は岩盤で狭められたややテクニカルな瀬があります。下見した水が少ない時に時の方が落差があったような気がします。ボイリーなので初中級者は要注意。かつての川床か、岩盤上部は平たく、歩く事ができます。地層的にも面白い川です。

20100525_0001.jpg20100525_0025.jpg
ゴールは瀬戸ヶ淵の橋。ここにも伝説があるようです。後で調べてみると今回下ったコースは「家城ライン」と呼ばれる景勝地だとか。下流の堰堤のせいか瀬が埋まってきている感があります。大昔はこの先も激しい瀬が続いていたのかも。

20100525_0027.jpg20100525_0028.jpg
なんだか物足りなかったので、前回下った雲出川上流部の一番おいしいセクション(最後の3km)を下ってきました。ちょっと水が少なかったけど、ここだけは平均勾配が高く大岩がらみでテクニカルで面白い。増水したらクリークボートでこのセクションを3本位下って、その後櫛田川へはしごなんて良いかも。流速・パワーもあって上級者にもオススメです☆
posted by SWIMDOG at 00:00| Comment(0) | ダウンリバー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月01日

ブログ更新がんばります

すみません。
気がつけばもう、半年もこのブログをほったらかしにしてました・・・

他の場所でレポートを提供していたため、情報発信は続けていたつもりでしたが、スポットでナラヨシなどに遊びに行っていると、いろんな方からこのブログの更新を待ち望んでいるお声を頂いたりするので、これからは週一ペースで更新を頑張ってみようと思います。

しばらくブログを更新してなかったからか、川で「最近ちゃんと漕いでますか?」と聞かれる事がありますが、2009-2010のウィンターシーズンは寒さをものともせず、立岩やサーフカヤックなどで週1,2ペースで漕いでました。
トレーニング意識で頑張った甲斐もあって、日焼けと少しは漕力アップしたかもしれません。

もちろん大好きなダウンリバーや開拓もしっかりやってます。
念願の吉田川やモーとの増水小歩危、毎年恒例?の極寒高時川DRなどこの冬も楽しい思い出たっぷり。(キツイ経験もありましたが・・・)
他でアップしている記事も更に詳細を付加してこの半年分を徐々に掲載していく予定です。

また、広告やいたずらコメントが多かったので一時コメント機能をオフにしていましたが、これも再び再開します。
読んだ人は何でも良いからメッセージ残して下さいね〜

ちなみにうちの愛犬レオも元気です。
この冬も登山や雪山で一緒に遊びまくりました。
最近は水温も上がってきたので毎週くたくたになるまで泳いでいます。
自分自身犬に対する思いは大きく、犬を愛する人や真剣に犬を訓練・飼育できる人との交流も望んでいるので、別途わんこブログを開設しようか思案中。
自分もレオを飼い始めた当初は分からない事ばかりで、ネットの情報にも助けられた事も多々ありました。
自分は犬についての専門家ではないのですが、これまで自分なりに多くを勉強し、真剣に飼っている自負はありますので、何か情報発信して犬との素敵な人生を楽しめる人と幸せなワンコが増える事を心から願います。

というわけで、ブログ再開第一弾はこれまでのノリとなんら変わらず、マニアックな川の開拓レポートになる予定ですので乞うご期待☆
posted by SWIMDOG at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月12日

唐子川 FD 薗川の裏側もやはりナイスな清流クリークだった!

三重県 大内山川支流 唐子川(からこがわ)
ファーストディセント!?

プットイン:橋の手前の駐車場(左岸)
テイクアウト:大内山川合流地点先の線路下(右岸)
コース長:約5.8km
水位:細野観測所 1.55m→1.40m(久しぶりの雨で減りが早い!)
水質:95点以上
DR所要時間:合計3時間
コース中の堰堤:3箇所


この時期には珍しく、しかも金曜日に雨が降るという大チャンス。
しかしながら、しばらくまとまった雨も降っておらず、水の引きの早さは予想されていたため、行き先は当日まで悩みに悩みました。
しかも午後から予定が入ったため、時間配分すると、現地を10時には出発して戻る必要がありました。(普通は集合時間ですよね・・・)
そんなこんなで、土曜日の午前3時起床で大内山川のナイスな支流を開拓してきました。

実はこの川、10月頃に渇水での降下をやっています。
しかし沢登りが適している程の本当に渇水で、あらゆる瀬で座礁しまくりの低水位での開拓だったため降下の記録が参考にならないと思い、改めて水のある時に降下してレポートしようと考えていました。
しかしながら、実際訪れてみると今回もあんまり増えておらず、前回よりマシでしたが、かなりのテクニカルな開拓ダウンリバーとなりました。

関西のベテランカヤッカーならご存知の宮川支流の薗川(そのかわ)クリーク。
この唐子川は薗川の水源の山を越してほぼ真裏に位置します。

川相的には決してオール岩盤系というものではなく、むしろ中岩・大岩
ゴロゴロ系で、それらが急な勾配の川床に転がっていてハードな瀬を作っています。
瀬の始まりから終わりまでの落差が数mある瀬が数箇所あり、今回のような低水位では段々のドロップですが、増水時はかなりの流速を伴ったパワフルなクリークゲレンデに変化することが予想されます。
数箇所ある大岩下のアンダーカットには要注意で、そのほとんどが流れがもろに当たっていてかなり危険です。
また、ナローなクリークであるため、ログや木々によるストレーナーには注意。

しかしそれとは裏腹にコース中のほぼ全ての区間でエスケープは簡単。
先日の四村川とは大違い。
川にほぼ平行して走っている林道も悪い道ではなく回送も楽チン。
前半2/3でテイクアウトすれば4km程度の堰堤も無いおいしい区間で、機会があればトレーニングとして何本も下ってみたい。

この唐子川の参考水量ですが、コンスタントに雨が降っている時期で、細野観測所の水位が1.5m以上あれば適量と思われます。
ただ、水源が宮川寄りのため、大内山川が増水して宮川が増水していない場合は厳しいかも。
その際は宮川ダム放流量と下流の三瀬谷ダム流入量を比べて宮川支流の流入量およびその付近の雨量も観察する必要があります。
まあ、来年梅雨のシーズンには、このエリアは嫌ってほど降るのでチャンスは大内山川同様多いでしょう。

この日は先日購入したセレクトパドルのクリークテストも兼ねていたのですが、この日のような浅くてロッキーなクリークではブレードが岩にヒットする度に「ガシャン!」と音がしてちょっと不安な気持ちになります。
ダックテープでの保護を怠った事もあり、100m程漕いでスタート地点に歩いて戻り、念のため持ってきたショーグンとチェンジ。
やっぱりこのようなゲレンデではタフなショーグンが頼りになります。
ブレードの大きさが盾のように感じて、岩がらみで落差のある瀬でも肘と胸のラインを前に持っていけるため、良いポジションでボートコントロールできます。
セレクトのW1は水深のあるパワーウォーターやフリースタイルでパフォーマンスを発揮するので、W1のブレードを温存する意味でも今後はきちんと使い分けていこう。
ちなみに切れやスライス性能の良さから、岩の間を縫うようなドローストロークはセレクトパドルが1.5ランク上です。

ボートはジャクソンのヒーロー。
基本的にこのボートは浅い川は苦手なのですが、リカバリー性能が良いため、ログや出っ張った岩などをかわして沈しかけた時も復元し易い。
もちろん腹筋を使ってきちんとボートに乗っている必要がありますが、パドルが使えないような狭いドロップでも、スターン側のボリュームに助けられる場面が何度かありました。
ただ、基本的に横滑りするボートなので、ドロー系のパドリング技術は必須です。


何度も何度も書いていますが、僕自身、このようなすばらしい川を安全に下るために、日々カヤック技術を磨き、先輩方を通じて必要な知識を身に着けていっています。
カヤックをスポーツとしてだけに捉えるのは実にもったいない。
カヤックはこの地球の自然の恵みを自分の力で感じることのできる文明の利器であり、また至高の楽しみだと思っています。
特にこのクリーキングはカヤックの技能以外にも、岩場や斜面を安全に歩くことができる足腰の強さや、知識や判断力、チャレンジする度胸や退く勇気も含めた「頭脳」も試されます。
それに加えチームワークと協調性、しかし相反する自立心も強く求められます。
私を含め、都会に住んで安全が保証された生活を日々送っていると、なんだか五感が鈍り、身も心も退化していっている感じさえします。
無謀な行動を取る人は私も強く非難しますが、緊張感を伴うリバーランニングには、人間力を高める大きな要素があると考えています。

総括すると、この唐子川は勾配がある川のため、増水時にはかなりテンポ良く下れると思うのですが、アンダーカットなど危険箇所が多く、また狭いために大人数での降下には注意が必要です。
しかし適切に水量判断を行い、道路も近く危険箇所の回避を怠らなければとてもナイスなクリークです。
クリークボートとプレイボートの両方を持ってきて、大内山川とのセットなんかやっちゃったらお腹いっぱいになること間違いなし!
大内山川もそうですが、次世代のカヤッカーのために良いゲレンデが開拓できたのではないでしょうか。


IMGP2850_s.jpg
早起きの甲斐あって朝6時に現地到着!
紀勢大内山ICから5分の好立地で、ICを降りてすぐのコンビニが広くて集合に便利。

IMGP1144_s.jpg
プットイン地点は広々駐車場で着替えも快適!
(早朝で写真の写りが悪かったため、一部先日の写真を使用)

IMGP1284_s.jpgIMGP2960_s.jpgIMGP2939_s.jpgIMGP2913_s.jpgIMGP2890_s.jpgIMGP1261_s.jpg
紀伊半島らしい美しい川です。心身ともに癒されます。
上流に集落が無く、非常に水質の良いクリアウォーターでした。
ただ、夏場はこのエリアはヒルが多いかも・・・

IMGP2854_s.jpgIMGP2870_s.jpg
見る人が見れば写真でも川の勾配が分かると思います。
しかしながら比較的淵もあり、メリハリのあるドロップ&プール系ともいえます。

IMGP2859_s.jpgIMGP1199_s.jpgIMGP1229_s.jpgIMGP2868_s.jpg
ログ・アンダーカット・岩のシーブなど危険箇所がたくさんあります。
大岩の下部がえぐれている箇所が多く、よりによってそのほとんどに流れが直撃しています。
救いなのは川と道路が近く、下見やエスケープがしやすい事。

IMGP2892_s.jpgIMGP2894_s.jpg
コース中盤にある核心部。(この日の水位では)
この先がいかにも危なそうに見えますね。
左岸から巻きますが、かなり手前でのエディキャッチが必要。

IMGP1216_s.jpg
2m位の落差のドロップの後、流れが正面の岸壁にぶつかり、高い水圧でピローとボイルが発生しています。
左を向いたままノーミスで着水し、うまく漕ぎ抜ければクリアできるでしょうが、ボイルの頂点から右側に落とされて奥のエディに入れられればおそらく自力で脱出不可。
レスキュー体制を取るにも、ちょっと厳しい瀬だと思います。
左岸からアルパインエントリーで(ちょっと高い)入水します。

IMGP2874_s.jpgIMGP2875_s.jpg
早朝のダウンリバーのため、朝日の木漏れ日が幻想的でした。
目に映った光景をうまく撮る事ができて良かったです。

IMGP1298_s.jpgIMGP2957_s.jpg
向こうに見えるのは薗川の源の総門山です。
経験上、このように隆起によって崖のような岩肌が見えている山の付近は険しい川相である事が多い気がします。

IMGP2919_s.jpgIMGP2933_s.jpg
後半は南東に向かって降下する区間があり、午前中は前がまともに見れないくらい眩しい!

IMGP1331_s.jpgIMGP1347_s.jpg
コース終盤に大内山川合流まで1.5m程の低い堰堤が3箇所。
どれも巻けますが、一つ目の堰堤前で良いテイクアウトポイントがあるため次回からはそこで上がろう。
右の写真は天然のドロップですが、増水時巻きが強そう。

IMGP2961_s.jpgIMGP1362_s.jpg
終盤、神社の脇のゴルジュを通過していきます。
禊のために一回ロールしておきました。

IMGP2965_s.jpg
大内山川合流地点にはこのエリアじゃ有名な大内山牛乳の工場が!
それにしてもこの大内山川は本流も本当に綺麗です。

IMGP2967_s.jpgIMGP2970_s.jpg
この日は自転車回送。
空気がおいしく、景色も良いためあっという間にスタート地点へ。
でもスタート地点付近は道にも勾配があるため、ちょときついかも。
posted by SWIMDOG at 00:00| ダウンリバー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月26日

お気に入りのパドルに出会えた喜び

更新が滞って申し訳ございません・・・
新しい川の開拓時には頑張って書いていますが、ちょっと気を張りすぎですね。
川でお会いする人達からこのブログを見ているとの声が意外と多く、これからはささいな日記的なものも書いていこうと思います。

さて、最近感動した事もたくさんあるのですが、
今回皆さんに是非ともご紹介したいのが、先日購入したセレクトのW1パドル。(Select paddle w1 ergo)
購入して10日近く色んなゲレンデで漕ぎましたが、使えば使うほど本当に良いパドルだなぁと関心させれてしまいます。

leftgreenface_w1copy3[1].jpg

しかしながら、正直に話しますと、使用初日は期待とは若干違って戸惑っていました。
これまで使用していたのがワーナーのショーグン(194cm、ベント、0度)だったのですが、比べるとまずシャフトの太さとブレードの形状が違います。
このセレクトのパドルは細目のシャフトが採用されており、個人的には太目のシャフトが好み。
ブレードもショーグンと比べて面積が小さいため、最初はその違和感にちょっと元気を無くしてしまいました。
(パドリング年数もそんなに長くないため、あまり色々な道具を試した事がないのも原因です・・・)
そして自分なりに模索と試行錯誤でその原因を究明し、今ではかなりのパフォーマンスを引き出せるようになりました!

まずシャフトのベントのグリップ部分に自己融着テープ(NITTO ブチルゴムテープ No.15)を三重ほど巻いて厚みを出し、ワーナーのレギュラーシャフトとほぼ同じような感覚で握れるようになりました。
融着テープのおかげで滑りにくくなるメリットも大きいため、むしろ細目のシャフトは好都合だったかも知れませんね。

また、握る位置の幅を狭めてベントのかなり内寄りを持ったところ、ストロークでブレードの全面を水中に入れやすくなりキャッチも格段に良くなりました。
長さを以前のショーグンと同じにしたので、ブレードの形状やグリップから先端までの長さから、前のパドルに慣れてしまった自分の漕ぎ方だとこういう所で工夫をしないといけないみたいです。
プレイメインだともう少し短くても良いのでしょうが、ダウンリバーもしやすく、個人的にこの長さをチョイスしたのは正解でした。
(身長178cm、手足はちょっと長め?)
ベント形状はワーナーそっくりで、ワーナーを使用している方にはもちろん、初めてベントシャフトを握る方にも違和感や負担が少なくオススメです。

このパドルの特徴は何と言ってもガチガチのキャッチ力!
僕はW1のケプラーカーボンタイプをセレクトしましたが、パドルもシャフトもガチガチ!
個人的にはこういうパドルは大好きで、相当硬いワーナーのショーグンとも遜色ありません。
パドルは「水中に次々と刺していく硬い杭」という認識があるため、「パドルはキャッチが強くて硬くてナンボ」と勝手な理論を持っています。
ただ、パドリングには相当筋力を要すると思うので、女性はファイバーグラスタイプが良いかも。

使用初日はショーグンと比べてのブレードの小ささにためらいを感じ、キャッチが弱いとまで感じていました。
上記の通りうまくブレード面全体を使えていなかったからですが、慣れてるとその面積以上のキャッチの良さを実感できるようになってきます。
パドルを立てて深く長いストロークが必要な時にもしっかりとした手応えがあり、ウェーブやホールの上でもブレード面積に対する表裏面のキャッチのバランスの良さで、非常にパフォーマンスが高いです。
スライス性能も良く、エディーキャッチやドロー系のストロークがやりやすいのでダウンリバーでも非常に使いやすいパドルです。
最近、ブレードの先端のラインの角度にもパフォーマンスの秘密があるような気がしてきました。

クリークでの使用はまだ行っていませんが、気楽には行けない様なスティープクリークにはもう少し耐久性を確認してからにしたいと考えています。
ちなみにワーナーのショーグンはブレード・シャフト共に相当頑丈に作られています。(ブレードの削れは速いですが・・・)
現時点で分かっている事は、プレイボートでダウンリバー中にウェーブやホールを捕まえて、目一杯遊びながら楽しく下るには、このW1パドルはかなり得意としています。
僕自身気に入ったパドルは長く使いたいので、浅い川のダウンリバーやスポットプレイ時には、ブレードのエッジにダックテープを細く切ったものを重ねて張って保護しています。
このW1のブレードはケブラーカーボン製で頑丈ですが、よほどの水量たっぷりのコンディションでない限り、下手にガリガリやってしまえば当然削れてちびていきます。

このW1パドルはショーグンのようにブレード全面にフォームコアが埋め込まれておらず、シャフトの延長上に少しだけ入っています。
そのため全体的にブレードは薄く、個人的にしばらくフォームコアのパドルしか使用していなかったため、ロール等が不安だったのですが、それは全くの杞憂でした。
フォームコアの浮力でパドルが水面に出やすくなるメリットは確かにあるのですが、このパドルはブレードのキャッチが非常に良いため、水中の流れや水圧を利用して非常にロールし易く感じます。
初心者の方で、きちっと水面にパドルを出してからのCtoCロールがメインだと、上手くやらないとブレードが水中に入り込み失敗する可能性もあると思いますが、本質的にはロールは非常にやりやすいパドルだと感じます。
ただし、激流などでパドルの浮力に頼らないといけないような不意のリカバリー時には、やはりフォームコアのパドルの方が有利な気がします。

このパドルを購入するにあたり、奈良の平城宮のすぐ近くにあるショップ「ザ・ライバル」さんを訪れ、オーナーの武村さんに詳しくパドルの説明をして頂きました。

kenji_therival.jpg

この武村さんはとても物腰が柔らかく、それでいてマニアックな程に職人気質な一面もあり、そのお人柄に惹かれた事がセレクトパドルの購入を決めた理由だったのですが、実際に使ってみて頼りになる事が分かり、自分好みの道具と出会えた事はとても嬉しく感じています。
194cm、アンフェザー(0度)でのカスタマイズオーダーにも応えて頂き、なんだか世界にたった一つのオーダーメイドのスーツを新調したような喜びが☆
カラーは長考の結果、グリーンに決定。室内では派手かなとも思いましたが、太陽光が当たるととても鮮やかに見えて良いカラーです。
仕上がりも非常に良く、丁寧に組み立てられた事が想像できます。

客観的にもお勧めできる良いパドルですので、お近く方は一度武村さんのお店に足を運んで説明を受けられると良いと思います。
(お店の前に駐車可能ですが、少数精鋭で営業されておられますので、念のため来店前にお電話した方が良いでしょう)
あっ、それとライバルさんの近所には「丸源ラーメン」があり、ここの「肉そば」は個人的にめっちゃ好き!
posted by SWIMDOG at 09:39| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月04日

富田川DR 果無山脈系の極上クリーク発見

和歌山県 富田川(とんだがわ) アッパーセクションDR
ファーストディセント!?

プットイン:小越の瀬(右岸)
テイクアウト:R311沿いの入川スロープ(右岸)
コース長:約8km
標高差:約140m
水位:原ノ瀬橋観測所 0.05m→0.02m
水質:95点以上
DR所要時間:合計4時間
コース中の堰堤:1箇所


久し振りに紀伊半島の良いクリークを開拓する事ができました。
以前もこのセクションの下見に来ていて、その時には巨大な堰堤を目の当たりにして興味を無くしてしまいましたが、一年間で川を見る目が養われたのでしょうか、現地に訪れるとその素晴らしい景観と水質、道路から垣間見える核心セクションの川相に漕がずにはいられませんでした。

富田川は上湯川や日置川と同じく、果無山脈を源としています。
川というのは不思議なもので、水源が近いと地質の年代の関係からか、
川相や渓相が似ている事が多くあります。
日置川のアッパー部に特に似ていて、紀伊半島の大自然を満喫できる秘境感たっぷりの素晴らしい川です。
そして水質は紀伊半島最高レベル。

この富田川の中流域は漕いでいる方もおられるようですが、ベテランのあの人に聞いてもこのセクションの開拓は驚きだった様子。
みんなここを通り越して日置川には良く遊びに行くんですけどね。
林道のダートの手前からのスタートであれば、日置川よりはずっとアクセスが良いと思います。
今後日置川ミドルとのセットでのパターンも増えるかもしれませんね。


この日の行程は3回に分けて降下。
<一本目>
上福定堰堤R311沿いの入川スロープ(右岸)

<二本目>
とちご橋(左岸)〜上福定堰堤上(右岸)

<三本目>
小越の瀬(右岸)〜核心セクション終了地点(右岸)


誠に残念なのですが、一本目の堰堤から下のセクションはカメラを車に忘れたため写真がありません・・・
川相は堰堤直下が大岩がゴロゴロで落差もあり、序盤からやや難易度が高いです。
その後はトロ場を瀬を繰り返すメリハリのある川相で、集落の中を通って行く地点には、岩盤を水が削ってできた水路系の核心部があります。
以前の下見時は水が多かったのか、水路から水が溢れ気味で楽しそうな瀬に見えたのですが、今回水が少なくて落ち込み後の巻きが強く、クリークボートでも難しかったです。
その後もテトラが設置してある瀬に要注意。流れがもろに当たっている瀬もあり、無理せず早めにポーテージを推奨します。
全体的に川が開けていて、水量が適量であれば中級者以上ならプレイボートで楽しく下れるセクションです。
所々落差とパワーがあるハードな瀬もあり、テトラなどの危険箇所もあるため、メンバー構成と水量判断は慎重に。
テイクアウト地点は増水すると岸に取り付けなくなる可能性がありますので事前にシュミレーションを。

二本目のセクションは完全なクリーク。
岩盤系というよりも大岩ゴロゴロ系なのですが、瀬のテンポが素晴らしい!
2m以上の大きなドロップはありませんが、ブーフや確実でクイックなライン取りが要求され、テクニカルなセクション。
この日の水量は決して多くはなく、雨がコンスタントに降る時期の平常水位程度だと思いますがが、このセクションは水が集まるため落差とパワーがあってとても楽しかった。
このスタート地点から1km弱の区間がドロップがずーっと続くオイシイ区間で、3本目のゴールにもしたテイクアウト地点で上がって(斜面がちょっとしんどい)、ここだけを数本繰り返し降下してトレーニングするのも良いと思います。
その後堰堤上までは堆砂の影響で勾配が緩くなってきますが、広くて景観が良い川原があるので、ゆっくり休憩するに適しています。

三本目はさらに上流から。
この川沿いの林道も途中からダートになり、パンクには相当気を遣います。
この富田川には瀬に名前がついていて、道路には番号と瀬の名前を記した標識があります。
今回は35番の小「越(おこごし)の瀬」からでしたが、その下流、二本目のスタート地点から700m上流の33番「花折(はなおれ)の深トロ」をスタート地点とするのをお勧めします。
2,3台駐車でき、プットインもしやすいです。
川相は二本目よりも比較的緩やかですが、景観と水質は極上!
紀伊半島の大自然が凝縮されたような、無宗教な私でも神々しい何か大きな存在を感じてしまいます。

日本人は本来自然を崇拝する民族でしたが、ある時から権力者によって「神」という存在は政治に利用され、その結果人々は自然に対しての畏敬の念を無くしています。
今話題のダム建設問題も、その土地の代表者があのような事言っているのだからとても悲しくなりました。
「環境問題」「自然保護」についてマスコミ、各都道府県知事、そして大臣までも一切言及しないのはどういう事なのでしょう。
「エコ」「環境」という理念は都合の良い時だけ利用される、経済発展のための一時的なスローガンなのでしょうか?
時間がかかっても森林を手入れし原生林のレベルまで保水能力を回復させ、下流域の堤防強化や川幅の拡幅などの洪水対策を徹底する。
自然の大いなる力を人間が支配できると考える事こそ驕りであり、一部の人間の利益のために失われるものはとても大きいのです。
私たちはどんな時代も自然の恵みによって生かされている事を忘れてはなりません。

話は逸れましたが、この富田川の上流部は秘境感たっぷりの「極上」クリークです。
核心セクションは上級者でもプレイボートでは難しいと思いますし、クリークボート推奨の川ですが、上湯川やアッパー日置川ほど谷も深くなく、上級者のサポートがあれば中級者のクリークの入門にとても良い川だと思います。
普段から高い意識でトレーニングを行い、数多くのカヤッカーにこの自然の恵みを感じて頂きたいと思います。


IMGP7588_s.jpgIMGP7590_s.jpg
上福定の大堰堤。100m程上流右岸に入川道があります。左岸から魚道を伝ってポーテージできますが、増水時は通れるかは不明。分かりにくいですが堰堤下へのスロープがあり、そこからロープで入川可能です。

IMGP7580_s.jpgIMGP7579_s.jpg
堰堤下セクションの集落付近。水が多いときの写真ですが、水位が下がると岩々した難易度の高い瀬になります。一瞬カヤッカーへの親切な標識かと思っちゃいました。

IMGP1471_s.jpgIMGP1500_s.jpgIMGP1529_s.jpgIMGP1543_s.jpg
堰堤より上流部の光景。紀伊半島らしい美しい水と渓。日本の宝です。

IMGP1477_s.jpgIMGP1480_s.jpgIMGP1491_s.jpgIMGP1497_s.jpgIMGP1516_s.jpgIMGP1520_s.jpg
とち合谷合流地点から川に勾配が増し険しくなっていきます。水が少なくても何とか漕げる事が多いと思いますが、岩がらみで非常にテクニカル。しかし後半はゴルジュになるため、増水するとかなり難易度が上がる事が予想されます。
posted by SWIMDOG at 00:00| ダウンリバー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月26日

宇川DR 丹後半島最大の渓谷を下る

京都府 宇川(うがわ) DR
ファーストディセント!?

プットイン:堰堤(右岸推奨)
テイクアウト:発電所放水口手前(右岸)
コース長:約4km
水位:宇川観測所 0.99m→0.97m
水質:泥濁り
DR所要時間:120分
コース中の堰堤:1箇所
使用艇:プレイボート


「丹後半島でカヤック」
と聞けば、伊根やリアス式海岸でのシーカヤック、冬場は網野八丁浜でのサーフカヤックが有名ですが、リバーカヤックの話はまず聞かないエリアです。

まず、山が低い事。
丹後半島にはスキー場こそありますが、冬場の日本海側特有の雪の多い気候を利用したもので、ピークでも700m前後と決して高山地域ではありません。
当然大きな河川も無く、そのほとんどが農業灌漑用に堰堤などの人の手がたくさん入っています。
そんな丹後半島ですが、隈なく希望を持って探し回った所、カヤックに相応しい良いクリークがありました。

今回下ったこの宇川の渓谷セクションは、その前後を見ると里川の雰囲気たっぷりの規模としてそんなに大きくない川なのですが、このセクションだけ思いっきり谷が深く、木々でその谷底は道路からほとんど確認できません。
深いV字谷を形成するという事は川の侵食力が大きいという事。
下流側にダムが無ければほぼ例外なく険しい川相となります。


この日の水量は雨の翌日を狙ったもののまだまだ少ない感じ。
水位計で1.3〜4m位がベストかもしれません。
夏場の久し振りの大雨だったため、水は当然茶色く濁っていました。
このエリアは冬場にかなりの降雪量があり、3月初旬位からの雪解け時に狙ってみるのが良いと思います。
おそらく雪解けの長期間流量が安定している時期は水質はかなり良いものと思われます。

堰堤からプットインし、下っていくと予想していた通り完全な渓谷となっていました。
大岩が転がっていたり、両岸が切り立ったゴルジュもあります。
基本的ドロップ&プールの川相ですが、一つ一つの瀬に落差はあります。
またゴルジュ部はかなり高い位置に流木が引っかかっていたので、水の逃げ場がない区間は水位変動がかなり大きい事が予想されます。
今回はプレイボートでしたが、これ以上増水するとクリークボートが適した川だと考えます。

コース中盤に高さ2m位の堰堤があります。この日は左岸の魚道を下りましたが、増水時は近づかない方が賢明。右岸にはブッシュが一面広がりますが、かなり手前からポーテージしましょう。

冬場はサーフカヤック(極上)、春〜秋はシーカヤック(極上)、そして雪解け時期や大雨後はクリークボーティング(一箇所だけ)と丹後半島はこんなにいろいろ楽しめます。
大人気スポット由良川の立岩まで来れば、最近できた高速使えば宮津まで30分。
天橋立以外にも観光名所はたくさんありますので、一度ゆっくり遊びに行ってみてください。
網野あたりから時計回りに(海側車線のため)、間人(たいざ)、経ヶ岬、伊根とぐるりと周るドライブコースがオススメです。

IMGP0616_s.jpgIMGP0619_s.jpg
堰堤からのプットイン。今回は水量が少なかったので堰を滑り落ちましたが、増水時は危険。橋を渡って魚道下からプットインできます。

IMGP0623_s.jpgIMGP0627_s.jpg
堰堤下からいきなり大岩がゴロゴロしています。

IMGP0636_s.jpgIMGP0644_s.jpgIMGP0639_s.jpgIMGP0650_s.jpg
紀伊半島なら当たり前でしょうが、丹後半島に良く訪れる人ならこの深い渓谷には驚かれる事でしょう。

IMGP0645_s.jpgIMGP0660_s.jpg
水が増えたら激しくなりそうな瀬はたくさんあります。

IMGP0657_s.jpg
先日下った広島の小田川にも似た川相。このブッシュの先にはいきなり2.5級位の瀬が突如出現!面倒でもちゃんとスカウティングしましょう。

IMGP0671_s.jpg
コース中盤にガッツリはまった流木があります。コース本流なので後世のために撤去しようと試みましたが、微動だにしませんでした。

IMGP0676_s.jpgIMGP0681_s.jpgIMGP0686_s.jpgIMGP0687_s.jpg
コース終盤には大岩のロックガーデンが!勾配もあるので、増水すればかなりきついかも。
posted by SWIMDOG at 00:00| ダウンリバー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月08日

雲出川 アッパーDR  久し振りに良い川見つけた!

三重県 雲出川(くもずがわ) アッパーセクションDR
ファーストディセント!?

プットイン:堰堤少し下流(右岸)
テイクアウト:集落の沈下橋手前(右岸)
コース長:約8km
水位:元小西観測所 1.02m→1.00m
水質:95点(序盤)→85点(中盤)→88点(終盤)
DR所要時間:120分
コース中の堰堤:2箇所
使用艇:クリークボート


紀伊半島(櫛田川まで紀伊半島らしい)東北部に集中的に降った雨のおかげで、実に7回も下見に足を運んだこの雲出川のアッパーセクションをダウンリバーする事が実現しました。

序盤はゴルジュと淵がとても美しい渓谷になっていて、増水にもかかわらず水質が非常に素晴らしい。
この翌日櫛田川の中・下流部を下ったのですが、蓮ダム自体流入はそんなに増えておらず、むしろ櫛田川の左岸側(北側)の支流の流入量が多くて、雲出川の源である三峰山(みうねやま)一帯は保水能力が大きいしっかりとした良い山であると感じました。

「森林は天然のダム」
森林を保全育成する事こそ本当の治水と言えます。
人工のダムは水質を悪化させるだけでなく、常時貯水している事自体、決壊時にはダム下流に大惨事をもたらす「爆弾」のようなものです。
土砂は堰止められ、山のミネラルの運搬という川の大きな役割をもスポイルされ、漁業にも近い将来形になって大きな影響をもたらす事でしょう。
言いたい事の十分の一にも触れてはおりませんが、本来の自然の美しさを一人でも多くの人に感じて欲しいし、ダムを安直に肯定する人達には憂いを感じます。

中盤から川が開けて明るくなりますが、全体的に岩盤部が多くて景観も良く、そこそこの瀬が続いて楽しく下れます。
源流部は堰堤の危険性もあるので、このあたりからのスタートも良いかもしれません。

終盤になると平均勾配が非常に大きくなり、中・大岩ゴロゴロのハイテンション区間となります。
この水量でもホールパンチが強いクリークボート必須で、ノーミスならプレイボートでも大丈夫かもしれませんが、流速よりもスピードを付けられない状態で連続ドロップに突入という箇所がいくつもありました。
クリークボートに乗るという事は、安全マージンを持つという意味もありますが、積極的なラインで川を下る事ができ、プレイボートとは違った楽しさがあります。
まだ所有していない人には上級者のアドバイスを良く聞いて、是非とも手に入れて頂きたいと感じます。

また、一箇所大岩に挟まれた水圧の高い落ち込みにログが入っていて、とっさに乗り越える事ができましたが、非常に怖い思いをしました。
保津川でも分かっていてもヒヤヒヤしますが、腕に自身があっても、ログは可能な限り近づかない方が良いと思います。

あくまで予想ですが、この区間は勾配からしても、超増水時にクラス4+位まで難易度が上がる川相だと思います。
個人的には次回も同じくらいの水量でこの最後の区間だけを二、三本下ってみたいと思っています。

IMGP9457_s.jpgIMGP9469_s.jpgIMGP9481_s.jpgIMGP9498_s.jpg
序盤はやや深い渓谷になっていて、美しく神秘的な景色がそこにあります。水質は上湯川や中奥川と並ぶくらいの最高レベル。スタート直後にいきなり落差のある瀬があります。

IMGP9491_s.jpgIMGP9507_s.jpg
この区間の堰堤は二箇所。問題は最初の堰堤の前後はゴルジュになっているため迂回する事ができない事。この日は水の薄い箇所をクリークボートで突っ切りましたが、これ以上増水すると危険。堰堤後はゴルジュ帯が続くため、増水時はこのセクションはあきらめるしかないです。二つ目の堰堤は巻くのは簡単です。

IMGP9518_s.jpgIMGP9456_s.jpgIMGP9543_s.jpgIMGP9558_s.jpg
コース中盤から川が開け、ロードサイドボーティングとなります。2.5級程度の瀬がいくつかありますが、難易度は高くありません。切り立った屏風岩もあり、景観は良いです。

IMGP9572_s.jpgIMGP9573_s.jpgIMGP9577_s.jpgIMGP9580_s.jpgIMGP9584_s.jpgIMGP9598_s.jpg
コース終盤の3kmは平均勾配が大きくなり、大き目の岩が転がっています。完全にクリーキングの川相で、落差が大きく先が見えないため、小さなエディを取りながら慎重にラインを探していきます。この日の水量でもドロップ後の巻きは強く、ホールパンチの強いクリークボート必須。
posted by SWIMDOG at 00:00| Comment(2) | ダウンリバー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする